映画マチェーテ [独り言Cafe]



ここ5年で3000人近くがアメリカ・メキシコ国境で亡くなったと言われている
もちろん移民狩りによる不法移民殺害事件は日本では報道されないニュースだ

11月6日に公開される『マチェーテ』(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給)は、予告編などを目にして既視感を覚えた映画ファンも多いのでは。それもそのはず、ロバート・ロドリゲス監督が盟友クエンティン・タランティーノと競作した『グラインドハウス』(07)の冒頭で、偽の予告編(実在しない映画の予告編)として自ら制作した『マチェーテ』が流れていたからだ。実は『デスペラード』(95)の制作時から温めていたアイデアだったというが、3年前の偽予告編が世界中で大きな反響を呼び、長編映画の実現を後押しする格好になった。

 "マチェーテ"(山刀)と呼ばれるメキシコ連邦捜査官(ダニー・トレホ)。麻薬王トーレス(スティーブン・セガール)の逮捕を目指したが、逆に妻と娘を惨殺され、自らも重傷を負う。3年後、米国テキサス州で日雇いの仕事を探す不法移民になっていたマチェーテは、移民嫌いの上院議員(ロバート・デ・ニーロ)の暗殺をしぶしぶ引き受ける。これがきっかけで、議員と結託するトーレスと麻薬密売組織、国境付近で「移民狩り」を行う自警団を相手に、マチェーテの壮絶な戦いが始まる。

 ロドリゲス監督の持ち味である、バカバカしいほどにド派手で過激なバイオレンスシーンとスピーディなストーリー展開は本作でも健在。監督曰く「映画史上最高にすごい顔」のトレホが、悪人どもを山刀でバッサバッサとぶった切り、敵アジトの大爆発を背景にバイクでジャンプして高所から機銃掃射するなど、型破りなヒーローの刺激に満ちた活躍ぶりに、そこまでやるかと呆れながらもつい声援を送りたくなることだろう。女優陣もジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲス、リンジー・ローハンと豪華で、ナース服やシスター服でマシンガンをぶっ放す美女など、B級テイストあふれるセクシー要素も盛り沢山だ。

(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。